インプラント治療は決して安い治療ではありません。
治療を行ったからには、できるだけ長持ちしてほしいですよね。
本ページでは、インプラントをだめにしてしまう原因や長持ちする方法についてご紹介していきます。
以下の原因でインプラントの寿命が縮まってしまうことがあります。
インプラントは人工の歯根ですので、虫歯になってしまうということはありません。しかし、インプラント周辺のケアを行っていないと歯茎に炎症を起こして歯周病にかかってしまいます。通常の歯周病も進行に気づきにくいことが多いのですが、インプラント歯周炎は特に進行に気づきにくい場合があります。そのため、定期的に歯科医院で進行の確認や汚れの除去をしてもらい、口腔内を清潔に保つようにしましょう。
歯ぎしりや偏った食いしばりがある場合は、噛み合わせが変わってしまう可能性があります。インプラントがぐらついてきたり、人工歯が割れてしまったりする恐れがありますので、メンテナンスを受けて、噛み合わせの変化がないかをしっかり確認してもらいましょう。
煙草が出す煙には血流が悪くなる作用があります。ニコチンという物質が歯茎の血管を収縮させて酸素が行き渡る量を減らしてしまいます。そのため歯周病が促進されてインプラントの寿命が縮まってしまうのです。
インプラント治療が終了すれば、歯科医院へ行く必要はないと考えてはいけません。インプラントは、天然歯と同じようにしっかりと食べ物を噛むことができますし、見た目も天然歯と非常に似ており、治療を行うことで快適に過ごせるようになります。この状態を長持ちさせるためには、歯科医院での定期的なメンテナンスが非常に重要になるのです。
また、細かいインプラントの異常や口内環境の変化に気づくことができ、早期発見と早期治療が可能になります。また、専用の器具を使用した口内の清掃もしますので、汚れが付着しにくい口内環境を作ることができます。
なかなか禁煙することは難しいですが、喫煙されている方は、なるべく喫煙の回数を減らすことでインプラントの寿命も延びていきます。
歯ぎしりや食いしばりはインプラントに限らず歯へ様々な悪影響を与えます。嚙み合わせの問題が大きいかと思いますので、なるべく早くマウスピースなどで対処することが大切です。
歯科医院で行うケアも非常に重要ですが、並行してご自身で行っていただくケアも大切です。毎日毎食後、しっかりと歯磨きを行うようにしましょう。また、当院ではセルフケアの方法についても指導しておりますのでお気軽にご相談ください。
インプラント治療後の定期検診では、インプラントと顎の骨の結合具合や歯茎の炎症などを確認していきます。以下で詳しくご説明します。
歯やインプラントに付着している汚れを確認していきます。また、レントゲンやCTを使用して歯茎の中の状態なども検査します。
セルフケアで行う歯磨きがしっかりと行えているかを確認します。口内環境は一人ひとり異なりますし、磨き方の癖もさまざまです。丁寧に磨けているつもりでも実は汚れが落とせていない部分があることもあります。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスの使用で、歯と歯の隙間の汚れをしっかりと落としていきましょう。
セルフケアが適切に行えていても、歯垢や歯石はどうしてもセルフケアで落としにくくなっています。スケーラーなどの専用器具を使用してしっかりと汚れを除去した後、歯面をツルツルに仕上げて次の汚れをつきにくくします。
今回はインプラントをダメにしてしまう原因や長持ちさせる方法についてご紹介しました。
インプラント治療を行った方やこれから治療する方は是非参考にしていただければ幸いです。
インプラント治療をご検討されている方は、お気軽に木本歯科クリニックへご相談ください。
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